• TOP > 
  • iOS App > 
  • 【配信開始】曲作りをより簡単にするApple社製の2つの音楽アプリ

【配信開始】曲作りをより簡単にするApple社製の2つの音楽アプリ

  • 01月25日18時33分
  • tokujiro

思いついたメロディーを簡単に記録できる新アプリ『Music Memos』と、直感的なインターフェイスで演奏やアレンジができる新バージョンの『GarageBand』によって、本格的な音楽制作がもっと身近になる!

Appleは1月20日、iOS用の新たな音楽制作アプリ『Music Memos』と、既存のアプリ『GarageBand』のバージョン2.1の配信を開始した。この2つのアプリを使うことで、場所を問わず、手軽に自分の音楽の可能性を引き出したり、素晴らしい音楽を制作できるようになるという。

【ボイスメモのように音楽を記録する『Music Memos』】

現在、世界中のミュージシャンが、思いついた音楽のアイデアを書きとめておくのにiPhoneのボイスメモを使っているという。『Music Memos』は、このボイスメモをヒントに作られた新アプリで、作曲や音楽のアイデアを記録するだけでなく、その後の音楽制作をしやすいように設計されている。
ユーザーが曲のアイデアを思いついたら、すぐに『Music Memos』を起動し、忘れないうちにiPhoneに録音する。手元にギターやピアノなどの楽器があれば、それを演奏すればいいし、楽器がない場合は歌えばいい(鼻歌でもOK)。

ミュージックメモ01
▲初期画面はこれだけ。真ん中の青い丸をタップしたら録音が開始されるので(右画面)、楽器や歌で思いついたメロディーを記録しよう。終了する時は赤いボタンをタップ。

 

曲の録音が終わったら、『Music Memos』が、吹き込んだ曲のリズムやコードを解析し、曲に合うようなドラムやベースラインを自動的に追加してくれる。再生ボタンを押せば、ついさっき録音した曲が、ベースやドラムの伴奏付きで演奏される。たとえ鼻歌で吹き込んだ適当なメロディーでも、ベースとドラムの伴奏がつくと、なんとなく格好がつくからおもしろい。

ミュージックメモ02
▲録音した曲はすぐに再生できる。この時、アプリが曲のリズムやコードを解析して、エレキベースやドラムの伴奏を自動的につけてくれる。ベースやドラムの音質やボリュームの設定も可能だ。

 

また、『Music Memos』にはチューナーの機能がついていて、楽器の音合わせにも使える。

ミュージックメモ03
▲画面右上の音叉のボタンをタップするとチューナーが起動。iPhoneのマイクに向かって音を出せば、音名と音程が一目でわかる。

 

さらに、iCloudと連携させれば、吹き込んだ曲のデータをMacやiPhoneなど、Appleデバイスですぐに利用できる。このあと紹介する『GarageBand』でそのデータを開き、曲を作り込むことも可能だ。手軽に音楽を録音するアプリは他にもあるが、他のApple製品と連携ができるところが、『Music Memos』の最大の強みと言えるだろう。

作曲のアイデアを思いついたら、 『Music Memos』さえあれば、いつでもどこでも録音できる。『Music Memos』は、プロのミュージシャンはもちろん、趣味で音楽をやっている人にも絶対役立つアプリのはずだ。

『Music Memos』の紹介ページ
http://www.apple.com/jp/music-memos/

【iPhoneやiPadだけで、DJのように曲を作れる『GarageBand』】

iOS版『GarageBand』は、世界で最もポピュラーなモバイル向けの音楽制作アプリで、多くのミュージシャンやアーティストが使用している。今回配信されたバージョン2.1では、音楽を直観的に作れる新しい手段となる「Live Loops」が追加された。
「Live Loops」は、DJハードウェアコントローラーとドラムマシンからヒントを得た機能だそうで、画面をタップするだけで、さまざまな楽器やサンプルのループをコントロールし、誰でも簡単に音楽が作れる。EDM、ヒップホップ、ロックなど、サンプル用の楽曲テンプレートが付属しているので、アプリを起動して、適当にタップするだけでDJ気分が味わえる。

ガレージバンド01
▲四角いセルひとつひとつに演奏パターンのループデータが記録されていて、タップすることで再生する。いちばん下のラインの「^」マークをタップすると、縦一列のデータが一斉に再生され、簡単に合奏できる。

ガレージバンド02
▲「FX」ボタンをタップすると、コントロールパネルがポップアップする。フィルター、スクラッチなどのエフェクト操作ができるようになる。

ガレージバンド03
▲「Live Loops」で使用するサウンドは、自分で演奏して入力できる。使える楽器は、キーボードの他、ギター、ドラム、ストリングス、音声サンプリングなどがある。

 

さらに新バージョンの『GarageBand』には、以下のような機能が追加されている。

・ 「Drummer」メニューに合計9種類のバーチャルセッションドラマーを追加
・ ベースプレーヤー向けにアンプの種類を追加
・ ヘビーユーザー向けに「オートメーション機能」「録音のコントロール」などを追加
・ 3Dタッチに対応し、表現力豊かな演奏が可能になった(iPhone 6s/6s Plus)
・ iPad Proの場合、一度に表示・操作できるコントロールが増える

ガレージバンド05
▲ドラム演奏をしてくれるバーチャルドラマーは、それぞれ個性が設定されていて、得意ジャンルや演奏スタイルが異なる。

ガレージバンド06
▲ベースプレイヤーのためにアンプの種類が増えた。

 

多くのプロミュージシャンが愛用している『GarageBand』は、今回のアップデートによってさらに機能が充実しただけでなく、高度にビジュアル化されたUIにより、誰でも簡単に音楽が作れるようになった。
『Music Memos』と『GarageBand』があれば、楽器や録音機材、専門的な知識がない一般のユーザーでも、本格的な音楽制作に手軽に挑戦できるので、ぜひダウンロードしてみよう。

『GarageBand』の商品ページ
http://www.apple.com/jp/ios/garageband/

Music Memosアイコン02空白スリムバナー(32x184)

『Music Memos』
販売元: iTunes K.K.
価格:無料
バージョン:1.0(記事作成時)
対応: iOS 9.1 以降。iPhone、iPad、iPod touch に対応
(c) 2016 Apple Inc. All rights reserved.

 

GarageBandアイコン空白スリムバナー(32x184)

『GarageBand』
販売元: iTunes K.K.
価格:600円(※条件により無料)
バージョン:2.1(記事作成時)
対応: iOS 7.0 以降。iPhone、iPad、iPod touch に対応
(c) 2011-2016 Apple Inc. All rights reserved.

※容量32GB以上のiOSデバイスに付属。
※iOS 9以降を搭載する対応デバイスの既存ユーザーに無料で提供。

 

人気ランキング

注目記事

注目アプリ

注目ゲーム