あの『PAC-MAN』がスマートフォン用ゲームとして生まれ変わった。その名も『PAC-MAN 256』! 従来とは異なる新たなシステムの『PAC-MAN』の内容や楽しさをお伝えするとともに、ゴーストやアイテムの情報をチェックして、ハイスコアを狙うための攻略ポイントを紹介しよう。
<index>
1.概要
2.ゲームシステム
3.画面の説明
4.ゴースト
5.パワーアップアイテム
6.アイテムのレベルアップ
7.課金要素
<概要>
1980年に初代のアーケードゲーム版が誕生してから35年。ゲームとしてはもちろん、キャラクターとしても愛され続けている『PAC-MAN』シリーズ。その最新作となるスマホ用アプリ『PAC-MAN 256』が2015年8月に登場した。
『PAC-MAN 256』は、初代『PAC-MAN』で256ステージに到達すると、画面表示が異常になり、続行不能になるという伝説のバグをモチーフにしていて、パックマンがゴーストだけでなく、バグ画面(グリッチ)からも逃げながら、エンドレスでクッキーを食べ続けるスコアアタックゲームになっている。
『PAC-MAN 256』を開発したのは、Apple Design Award 2015を受賞したゲームアプリ『クロッシーロード』を開発したHIPSTER WHALE。そういえば『クロッシーロード』は、『PAC-MAN』と同じ、懐かしのアーケードゲーム『Frogger』(1981年)を思わせる作品だった。
<ゲームシステム>
『PAC-MAN 256』のルールはたったひとつ。
「ゴーストから逃げながら、クッキーを食べ続けること」ただそれだけ。
ただ、元祖『PAC-MAN』が迷路内に配置されたクッキーを全て食べ尽くしたらステージクリアとなったのに対し、『PAC-MAN 256』はステージクリアと言う概念がなく、モンスター達の追跡を避けながら、上へ上へとどこまでも続く迷路をひたすら進んで行かなくてはならないエンドレスな構成になっている。
パックマンの操作はフリック入力式。上下左右、進ませたい方向に画面をフリックしてパックマンを動かそう。
<画面の説明>
『PAC-MAN 256』の基本的な画面構成は以下の通り。
1.パックマン
自機。このゲームのパックマンは「球体」ではなく「平面」。実はこれを利用したちょっとしたテクニックがある。
2.ゴースト
敵キャラ。通常状態のパックマンがゴーストに接触するとゲームオーバーになる。「モンスター」とも呼ばれるが、このゲームではゴーストと呼ぶ(アメリカでの名称)。ゴーストの詳細は別項を参照。
3.クッキー
パックマンがひたすら食べる物。スコアのもと。連続して食べると「コンボ」になる。「ドット」「エサ」とも呼ばれるが、このゲームではクッキーと呼ぶ(アメリカでの名称)
4.パワークッキー
これを食べるとパックマンが一定時間無敵状態となり、ゴーストをやっつけることができる。無敵の残り時間は画面上のゲージで示される。無敵状態の時にパワークッキーやパワーアップアイテムを食べると、無敵の時間が延長される。
5.パワーアップアイテム
レーザー攻撃、火炎攻撃など、パックマンが一定時間、特殊な能力を使えるようになるアイテム。このゲームオリジナルの要素。全部で16種類存在する。アイテムの詳細は別項を参照して欲しい。
アイテムの特殊効果の残り時間は画面上のゲージで示される。アイテムの効果が発動している時にパワークッキーやパワーアップアイテムを食べると、効果時間が延長される。
6.フルーツ
ボーナス得点か加算されるアイテム。チェリー、アップルなど、5種類あり、得られる得点に差がある。元祖『PAC-MAN』にもフルーツが出てくるが、同じではない。
7.コイン
このゲームオリジナルの要素。「パワーアップアイテム」をレベルアップさせるために必要となる。通常は黄色いコインしか出てこないが、課金して「獲得するコインが常に倍増」を購入(600円)すると、1枚で5コイン分になる赤コインが出てくるようになる。
8.バグ画面(グリッチ)
元祖『PAC-MAN』の256面に登場するバグ画面。このゲームオリジナルの要素。画面下から徐々に迷路を侵食、破壊してくる。パックマンがバグ画面に飲み込まれると(無敵状態でも)ゲームオーバーになる。
9.ワープトンネル
迷路の左端と右端を繋ぐトンネル。ここを抜けると反対側にワープする。パックマンだけでなくゴーストも通り抜けられるが、ゴーストは通過スピードが遅くなるので、追いつかれそうになった時、振り切るのに使える。また、ワープトンネルから出た直後、ほんの一瞬、パックマンが点滅して当たり判定がなくなる。これを利用してピンチを切り抜けることもできる。
10.一方通行
迷路の一部に、ベルトコンベアのようなマークが一方向に流れているエリアがある。このエリア内では、ゴーストはマークが流れている方向にしか進めず、逆方向から進入することもできない。パックマンはマークと反対の方向へ逆走できるが、移動速度が遅くなる。しつこい敵から逃げるのに利用できる。
<256コンボを狙え!>
クッキーを連続で食べると「クッキーコンボ」が加算されていく。コンボ数が256に達すると、派手なエフェクトとともに画面上のゴーストが一掃される。
しかし、迷路内に配置されたクッキーは、全てが連続した配置になっておらず、ところどころ虫食いのように途切れている箇所がある。そこを通ってしまうと、当然コンボが途切れてしまうので、ステージ全体に目を配り、クッキーが途切れないルートを見つけて、進まなくてはならない。これがけっこう難しいのだ。
256コンボが決まるとかなり気持ちがいいので、ぜひ狙ってもらいたいが、コンボを途切れさせないために、わざわざゴーストに近づく危険なルートを選ぶ必要はない。こだわりすぎず、できたらラッキーくらいの気持ちで狙ってみよう。
<横持ちプレイもできる!>
『PAC-MAN 256』は、スマホを横持ちにしてもプレイ可能だ。
横持ちにすると、画面上部の様子がわからなくなってしまう反面、左右の視野が広がるので、ワープトンネルの出口が安全かどうかチェックできるというメリットがある。プレイ中、縦持ちと横持ちをうまく使い分けるのもハイスコア狙いのテクニックと言えるだろう。
<ゴースト>
元祖『PAC-MAN』には赤、ピンク、水色、オレンジの計4種類のゴーストが登場したが、『PAC-MAN 256』には計8種類のゴーストが登場する。8種類のゴースト達の名前と動きの特徴は以下の通りだ。
【ゴーストの特徴】
【ゴーストの攻略法】
ゴーストの動きは、何回もプレイしているうちに傾向がわかってくる。「水色ゴーストは同じルートをグルグル回っているだけで、パックマンが目の前にいても追いかけてこない」「ピンクゴーストは壁にぶつかるまで突進するので、誘導が簡単」など、ゴーストごとの攻略法が見えてくる。迷路が無限に続き、ゴーストも無限に湧いてくるので、アーケード版のようにパターンにハメて攻略することはできないが、ゴーストの動きを読みながらクッキーを食べ進むのは、元祖『PAC-MAN』と同じだ。
<ちょっとしたテクニック>
前述のとおり、今回のパックマンは球ではなく平面だ。それを利用したテクニックを紹介しておこう。
3匹一組の紫ゴーストは、パックマンの左右移動にあわせて、ゆっくり左右に動いているが、この紫ゴースト達が、パックマンの行く手を遮るように立ちはだかる状況がごくまれに発生する。
こんな時は、2匹の紫ゴーストのわずかなすき間を通り抜けることができる。パックマンの形状が平べったいからこそできるちょっとしたテクニックだ。
限定的なシチュエーションでしか使い道のない技だが、ゴーストの間をスッと抜けた時はけっこう気持ちいいので、機会があったら狙ってみて欲しい。
<パワーアップアイテム>
『PAC-MAN 256』ならではのゲーム要素として、「パワーアップアイテム」がある。迷路内に配置されているパワーアップアイテムを取ると、ゴーストをやっつける、足止めする、クッキーを効率よく集めるなど、特殊な効果が一定時間発動して、パックマンの手助けをしてくれる。ハイスコアを狙うには、いかにパワーアップアイテムを活用するかが重要になってくる。
最初は「LASER」のアイテムしか使えないが、ゲームを進め、規定数のクッキーを集めると、「FREEZE」が使えるようになる。以下同様に、クッキーを集め続けることで、次々と新しいアイテムが解放され、最終的に16種類のアイテムが使えるようになる。
アイテムは全部で16種類あるが、1回のプレイで使えるのは3種類まで。4種類以上のアイテムを手に入れた後は、持っているアイテムの中から3種類を選んでアイテムスロットにセットする。ゲーム中は、選んだ3つのアイテムが迷宮内にランダムに配置されるようになっている。
また、16種類のアイテムには、役に立つ物と立たない物がある。各アイテムの評価は表に記載してあるので、チェックしてみて欲しい。
では、16種類のパワーアップアイテムのデータを紹介しよう。
名前 | 役立ち度 | 攻略のヒント | |
LASER | B | 前方にはめっぽう強いが、側面や背後は無防備なので注意。 | |
FREEZE | C | ゴーストの動きが遅くなるだけで、ぶつかればアウトなので注意。 | |
BOMB | B | 1回だけ体当たりでき、周囲のゴーストも誘爆で消せる。時間が来ても爆発する。 | |
GIANT | B | 大きくなっても赤やピンクのゴーストは追いかけてくるので残り時間に注意。 | |
TORNADO | C | 竜巻の動きが気まぐれで。パックマンは無敵にならない。 | |
STEALTH | B | ゴーストを倒すことはできないが、とにかく安全に迷路を進める。 | |
FIRE | A | パックマンが無敵状態になるのでガンガン体当たりしてゴーストを倒そう。 | |
TRAP | C | 罠の配置がランダムなので無意味なことがある。パックマンも無敵にならない。 | |
MAGNET | C | 若干の得点アップになるが、利用価値はあまりない。パックマンも無敵ではない。 | |
PAC-MEN | C | チビ達があまり役に立たない。パックマン自身は無敵にならない。 | |
SHATTER | C | 体当たりOKなのは石柱だけ。凍ったゴーストに当たるとアウトなので注意。 | |
PYRO | A | パックマンが無敵になるのがガンガン行こう。広がる炎の威力も抜群。 | |
TWINADO | C | 気まぐれな竜巻が2つになるだけ。パックマンも無敵にならない。 | |
OPTICS | B | 壁に当たるとレーザーが右に曲がる。左右に広がればもっと役に立つのに… | |
BOOM | A | パックマンが無敵状態になる。時間が来たら爆発して周囲のゴーストを誘爆する。 | |
REGEM | C | クッキーの配置をよく見て使わないと、コンボが途切れてしまうので注意。 |
16種類のアイテムは、コインを使うことでレベルアップできる。レベルアップすると「パワーアップの持続時間が増える」ので、より長い間、ゴーストの脅威を退けることができる。また、ゴーストを倒すことができるアイテムに関しては「倒した時のスコアが増加する」ので、ハイスコアを目指すにはアイテムのパワーアップが必須となる。
パワーアップの方法は、パワーアップ一覧画面でパワーアップしたいアイテムを選び、「レベルXに強化」と書かれたボタンをタップするだけ。ボタンには、レベルアップに必要なコインの枚数が書かれているので、もしも足りなければ、プレイを続けてコインを集めよう。
レベルアップはすぐには完了せず、一定の時間が経過しないとレベルが上がらない。しかもレベルアップ完了までの時間、そのアイテムはゲームで使用できない。他のアイテムに取りかえても良いが、役に立たないアイテムを使ってもスコアアップは望めないので、レベルアップが終わるまで待ったほうがいい。
レベルアップに必要なコインと時間は、
レベル0→レベル1 :16コイン、5分
レベル1→レベル2 :32コイン、10分
レベル2→レベル3 :64コイン、30分
レベル3→レベル4 :128コイン、60分
:
:
という具合に倍々ペースで増えていき、上位レベルになるとコイン的にも時間的にも大変なことになる。コインに関しては、後述する課金要素でかなり楽になるが、時間消費はどうにもならない。長時間待たなければならない時は、寝る前にレベルアップをセットすると良いだろう。
前述のとおり、アイテムには役に立つ物と、役に立たない物がある。レベルアップするなら、役に立つ物を優先させるのは言うまでもない。アイテムの役立ち度の表を参考にして、使えるアイテムを重点的にレベルアップしよう。
<課金要素>
『PAC-MAN 256』は無課金でも充分楽しめるが、一応、課金要素についても触れておこう。
『PAC-MAN 256』をプレイするには1回ごとに「1クレジット」が必要で、消費したクレジットは10分で1個回復する(最大6クレジット保持可能)。プレイに必要なクレジットやハートが時間によって回復するのは、よくあるパターンだが、中には待ち時間がうっとおしい人や、何度もプレイしてスコアアタックしたいという人もいるはず。
そんな人は「無限クレジット」を960円で購入すれば、回復時間を気にせず、無制限で遊べるようになる。『PAC-MAN』が大好きで、とことんやりこみたい人には「無限クレジット」の購入をぜひおすすめしたい。
また、「獲得するコインが常に倍増」を600円で購入すると、1枚で5コイン分になる赤コインがゲーム中に出てくるようになるほか、ゲームオーバー時に広告を見ることで得られる「ギフト」のコイン数も倍になる(256×2=512枚の大量コインをゲットできることもある)。
コインはパワーアップアイテムのレベルを上げるのに必要で、パワーアップアイテムがレベルアップすれば、それだけハイスコアを獲得しやすくなる。つまりハイスコアを狙うなら、より多くのコインが必要ということだ。
ハイスコアが欲しければ、ぜひ「獲得するコインが常に倍増」を買おう。
『PAC-MAN 256 – 迫るバグから逃げろ!次世代エンドレスパックマン!-』 |